グローバル人事は自社のビジョン共有のための教育が必須

人材育成をするということは、大きく分けて2つの事を考えないといけないというのが僕の考え方です。

一つは、専門的な知識をつけるための教育です。経理であればIFAS、連結会計系に関する知識などです。総務であれば会社法などですね。マーケティング部門であれば最近のマーケティング手法などについて学ぶことも専門知識をつけることだと思います。

もう一つは自社について学ぶということです。特にビジョンなどを共有することは、グローバルに展開する企業であれば非常に大事なことです。

今回は、人材育成の重要な要素の一つである自社について学ぶという観点から、ビジョン共有についてなぜそれが重要であるのか、どういった価値があるのか、ビジョン共有について説明をしたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

グローバルに展開する企業によくあること

visionary001

企業が世界的な広がりを見せると、どうしても疎かになってしまうのは会社が持つ将来像や、事業に対する思い、お客様に対する考え方といった、ビジョナリーなことです。

これは、どうしても仕方のないことで、組織の階層が深くなっていくことと広くなっていくことで、トップの思いは薄れていってしまいます。

日本だけでビジネスをしているのであれば、社長が常に従業員に対してメッセージを発信していくことで、企業が持つビジョンや事業に対する思いは共有されていきますが、それが世界になるとメッセージが届かなかったり、意味が変わってしまったりしてしまうことがあります。

こうしてビジョンが伝わらなくなると、自分の思いや、自分の直属の上司の考え方でビジネスが進んでいったり、その国の商慣習をそのまま使用してビジネスを行ってしまいます。

こうなると、結果として自社の意にそぐわない結果になってしまったり、コンプライアンスを違反してしまったりしてしまいます。

正しい地図と道標を作ることがビジョン共有教育

visionary002

遠く離れた国の従業員にも自社が守るべきルールやトップの思いを伝えるためには、ビジョンを共有することが大事です。その共有のためにビジョン教育というものが必要となります。

ビジョンというのは、地図であり道標です。企業という組織が正しい結果にたどり着くための守るべきことがビジョンだと考えるならば、企業としてはこのビジョンを十分に全世界の従業員に浸透させるべきです。

ビジョン共有のための教育とは

visionary003

これは地道なことで、エバンジェリストが常に何かしらの機会で、従業員に対して伝えていくことだと思います。

ここで大事なことは2点です。一つはエバンジェリストの存在、そしてもう一つは常に伝え続けるということです。

エバンジェリストとは

visionary004

エバンジェリストというのは、日本語に訳すとキリスト教における伝道師です。

難しいことを優しい言葉で説明し、理解者を増やしていくということです。

企業のトップが全世界の従業員に対して、説明をし続けるというのは無理です。なので、エバンジェリストを作って、そのエバンジェリストが企業のトップの代わりにビジョンを説明していくことで、より効率的にビジョンを共有することが出来ます。

このエバンジェリストは社内資格として基準を設けて、その基準に合致した人材のみがエバンジェリストとして活動することが許されます。

こういった社内資格は外資系の企業が得意ですね。僕がいる外資系の企業では、新しい制度や仕組みを浸透させるときは、必ずその制度や仕組みの十二分に精通した人間を作ります。その人間には資格を与え、その資格がないと制度や仕組みを説明するとことが出来ないとしています。資格を得るためには、その仕組や制度についての講義を○○時間、その制度や仕組みを作った人間や部署の人から受けなければいけません。こうして、会社が決めたエバンジェリストが制度や仕組みを浸透させます。ビジョンについても社内で資格を設けてその資格を持つものだけが従業員にビジョンを浸透させることができるということにすれば

常に伝え続けるということ

visionary005

ビジョン共有というのは単に仕事をするだけならばあまり必要のないものだと捉えられがちです。

なので、つい忘れられがちなことですので常に伝え続けるということがとても大事だと思います。

定期的なイベントとしてビジョン共有教育を続けていくことが大事だと思います。

例えば、新入社員研修や管理職前研修、管理職研修といった定期的に必ず行われる研修の際に、ビジョン共有のコーナーを作っておくべきだと思います。

またトップからのメッセージでもビジョンについてはできるだけ言及してもらい、従業員がトップの声を聴く機会がある際、ビジョンのことについても話していただくように画策するべきだと思います。

常にトップがメッセージを送り続けることで、授業員にもビジョンを浸透させることができます。

人事の教育研修の一つとしてビジョン浸透はとても重要

visionary006

グローバルになればなるほど、末端まで情報が行き渡らせるということはとてもむずかしいことです。

ビジョン浸透も同じで、グローバル企業では浸透させるということがとても難しく、ある程度の工数を使わないと浸透させるということはできません。

だからこそ、人事は積極的にビジョン浸透を自身の業務として積極的に浸透のための教育をしていく必要があります。

ビジョン浸透のための教育のコンテンツというのは多々あります。ケーススタディ、トップのメセージビデオ、目標管理へ組み込むなど多々あります。

人事の方々はエバンジェリストとして、ビジョン浸透の申し子として頑張ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました