株主の皆さんだと、そろそろお手元に12月末決算の招集通知が届いているのではないかと思います。
僕もある企業の株を持っていますので、先週あたりに招集通知と株主通信が届きました。
持っている株数は少ないですが、議決権を有する株主ではあるので、株主総会の案内を含めた書類が届きます。
今月の末の株主総会で全ての決議事項が承認されれば、配当金が支払われます。僕がもっている株式の企業はシャンシャンで総会は終わりますので、特に問題はないと思います。
ちょっと今回は、株式の旨味の一つである配当金について説明をしたいと思います。
その他にも、配当金を貰う方法を具体的に説明した記事もありますのでぜひ御覧ください。

また、配当金が出る企業の中から低位株といって20,000円以下で購入できる株なんかも紹介しています。こちらはお父さんのお小遣いでも変える金額だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

また株式の配当機をもらう以外の投資についても最近はじめています。こちらも投資の選択肢の一つとしていかがでしょうか。



売買による利益ではなく保持による利益

株式を持つ旨味というかメリットの一つに売買による差益というものあります。
要は安くで買って高くで売るというやつです。
これは有名な投資家だとウォーレンバフェット卿がいますね。コカコーラを取得し株価が上がってか売却をして富を得たというのは有名な話です。
ウォーレンバフェット卿に限らず、投資家はこの売買による差益で利益をあげている方は多いともいます。
今回は売買差益の話ではなく、配当金についての説明になります。
この配当金というのは、株式を持つことで得ることができる利益のことです。
ある時期まで株式を持つことによって期末や中間の配当金をGETできるというものです。
ここでポイントは株式を持つ時期ということですので、今回はその話をしたいと思います。
権利確定日がポイント

先ほど言ったある時期まで株式を持つ、ということを株式の世界の用語では権利確定日と言います。
この権利確定日まで保持をすれば、配当金の支払日に配当金が支払われることになります。
ただここで気をつけないといけないのが、権利確定日までに株を保有するためには、権利確定日から三営業日前に株式を購入する必要があります。
例えば、権利確定日が2018年4月30日の会社の場合は、その三営業日前までに株式を購入しておく必要があるので、4月25日に株を購入しなければいけないということになります。
例1 スノーピーク(7816)
東証1部上場の株式会社スノーピーク。アウトドアをしている人間ならばとても有名な会社です。
この会社の権利確定日は、2018年12月25日となっています。つまり25日の時点で株式を持っていると、配当金がもらえます。2018年12月25日まで株式を持ってれば、来年の株主総会で決議された配当金が支払われることになります。
ちなみに今年の株主総会は3月29日(木)となっています。配当金は3月30日から燃えることになりますが、この配当金は、2017年12月25日の権利確定日の時点で株主になっている人が対象となります。
例2 ブリヂストン(5108)
キヤノンと並ぶ社名を間違えやすい会社であるブリヂストン。社名を間違えたために出禁になった営業さんを何人も知っています。
余計な話は置いておいて、この会社は配当金が2回あります。中間配当金と期末配当金2回です。なかなか美味しい会社です。
支払いのタイミングは3月と9月になります。従いましてブリヂストンの権利確定日は2回あります。
期末配当の権利確定日は6月の末で、中間配当の権利確定日は12月の末になります。
2018年の株主総会で確定した配当金の期末配当は2017年の12月末の権利確定日時点で株主になっていることとなります。
権利確定日を利用して

2つの会社について配当金のタイミングや権利確定日について説明をしましたので、ある程度理解をしていただけたかと思います。
今回のメインの話である、配当金をうまく獲得するということですが、会社によっては決算のタイミング、株主総会のタイミングは毎月のようにあるので、配当金の支払日は毎月のようにあると考えても良いと思います。
ということは権利確定日も毎月のようにあるので、権利確定日の3営業日前に企業の株を買い、権利確定日がすぎたらすぐに売り、配当金支払日の日に配当金をもらうという手を繰り返して配当金をGETすることも可能ではないかと思います。
そのために、高配当の企業をリスト化し、スケジュールを組めれば夢の配当金生活も夢じゃないのではないでしょうか。
気になる3点
この配当金生活、一見するととても簡単にいきそうな気がしますが、やはりどんな話にもデメリットはあります。そこで少しデメリットについて考えてみましたが、気になる点として3点思いつきました。
株価の急落
1点目は株式を購入してから3営業日で株価が暴落しないかどうかです。
例えば、隣の北朝鮮がミサイルを発射した。アメリカが日本に対する輸入関税を増額した。といったようなちょっと気になる経済の事件が発生すると途端に日経平均が探します。
日経平均が下がるということは、企業の株も下がる可能性が高いということです。そういった事件が株購入後に発生し、売ろうとした時期には大幅に株価が下がってしまった。そんなことは結構よくあることだと思います。
資金力
あとは、ある程度手元に資金がないとダメですね。例えばブリヂストンは3月26日の終値が4,490円です。購入は100株単位ですので、50万円近く元手がないと購入することはできません。
ただし、ブリヂストンの配当金は期末と中間の2回を合わせて1株あたり160円(2018年の予想)となっています。100株持っていたとしても、一年間に16,000円しか配当金が得られません。
一年間生活するために配当金を得るためには、ブリヂストンの株で30,000株近く(配当金が480万円)必要になります。30,000株得ようとすると資金としては1,500万円ないといけません。凄い額の資金が必要になります。
この30,000株という数字、どれくらいすごい数字かというと、ブリヂストンのSEOである、津谷氏でも34,800株ですから、津谷氏と同等の権限を持つ株主であるといえます。大株主とまではいきませんがかなりの株主になってしまいますね。
取引手数料
当たり前のことかもしれませんが、株を購入するまたは売却するということは証券会社を通じて売買をすることとなり、証券会社に対して手数料を支払うことになります。
この支払額が、配当金を超えるなんてことがあれば本末転倒ですね。
僕が取引をしているSBI証券では手数料はどのようになっているのでしょうか。以前僕のブログでも書きました。
https://daimaclog.com/2018/03/sbi-sstock.html
一回の手数料で1,000円をこえるということはなさそうですが、150万円以上を売買する際は、売却で994円、買い取りで994円かかるので、気をつけたほうが良いかもしれませんね。
記事の前半にも書きましたが、配当金については、ほかにも記事を作成しています。株主になって配当金ももらう方法も記事にしていますので、ぜひご覧ください。

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