福島出張中に起こった出来事
4月1日は新入社員が入社し、すぐに新入社員研修が始まります。御多分に洩れずうちの会社も各工場で採用したの製造技能員が一堂に一つの工場に集まり研修を2週間かけて行います。人数は約70名です。今年は福島県にある工場で集約して行っています。
僕も一つの工場の人事担当として新入社員の引率をしたのですが、その時に突然妻から連絡がありました。「盲腸の可能性があるようで、状況によっては入院・手術をしなければならない」とのこと。正直びっくりしました。前日までMaryと子供は実家にいて普通に僕と電話で会話をしていたわけですから。それが突然盲腸になってしまったもしれない、入院だけではなく手術までしなければいけないというびっくりの無限大です。
結局は入院をして、しかも当日に手術ということで予想していた最悪のケースになってしまいました。自分の実家には急遽応援のために来てもらい、子供たちの食事の面倒を見てもらいました。僕は待合室でちょっとした不安に苛まれながらあっという間に1時間を過ごし、術後の先生の話を「この人、素人相手に何を言っているんだろう。でも切った盲腸はピンク色だな」程度の感想しか持てない中、意識もうろうのMaryに「とにかく良かったね。本当に良かった。」と安心して言葉をかけてあげるしかなく、子供たちは術後すぐのMaryのヘロヘロの雰囲気に飲まれてしまって全く近づくことが出来ない中、入院アンド手術の日を終えました。
会社を計5営業日休み、家のために奮闘
もともと僕は去年の7月から兵庫県加古川市で単身赴任生活をしていました。そのこともあってか今回Maryの入院の対応として、会社を5営業日休みました。新婚旅行以来かもしれませんね、こんだけ休んだの。日本人って本当に休むのが下手くそです。ここまで休んでしまうと不安でしょうがないし、会社が気になって夜も眠れない。でも、結果としてはなんとか大問題を起こすことなく会社には大きな迷惑はかけませんでした。(当然小さな迷惑はかけました。)
喜んだのは子供たちです。お父さんがずっと家にいる。ちょうど春休みの時期でしたのでずっと子供と僕の3人は一緒にいました。食事も僕が極力作るようにして、お母さん役とお父さん役の両方をこなしました。桜の時期でしたので、近所の公園でお花見もしました。もちろんお手製のお弁当有りです。(このお弁当はMaryのお義母さんと妹に作ってもらいましたが)
おかげ様で、なんとか家はむちゃくちゃな状態になることはありませんでした。むちゃくちゃな状態というのは、「ゴミは捨てられず、洗濯物は溜まりっぱなし、布団も干せず、食事はインスタントのみ」という状態です。衣食住の基本を逸脱しないというのはとても大事なことだと思いますし、それをきちんとクリア出来たのは良かったです。
お見舞いは1日2回。入院は4日間
合計で8回のお見舞いに行った事になるんですよね。結婚してからというか、子供を産む時には大体入院していただくのでとんでもなく戸惑ったり、狼狽したり、慌てふためくことがないのですが、今回は高齢妊娠ということもあり、かなりテンパってしまいました。そのせいか、1日に2回もお見舞いに行き、看護師さんからすっかり顔を覚えていただいたのは言うまでもありません。
入院の期間も本当は3日の予定でしたが、うまくガスが出なくて1日延長をしてもらいました。これがもしもう1日延長ということになってしまっていたら、長女の入学式は病院のベッドでFaceTimeか、Skypeだったかもしれません。運が良いのか悪いのかわかりませんね。
入院生活は辛いから、準備に気をつけよう
ずっと寝てばかりの生活が入院生活なのは当たり前です。ずっと寝てられるなんて思っていると大間違い。術後の痛みに耐えながら美味しくない病院食を食べて、フラストレーション溜まりまくりです。
なので出来るだけ何かしらの娯楽を考えないといけないですし、テレビというのは良い時間稼ぎになるようです。入院中は結構な時間テレビを見ていました。
入院に必要なアイテムをちょっと紹介
入院中は最低限必要なものもあります。実際に妻の入院のために自分で準備をしたもののリストを紹介します。
- コップ
- 歯ブラシ
- 小銭と小銭入れ
- パジャマ
- タオル大と中
- 小銭
- イヤフォン
- 携帯
- 充電器と充電ケーブル
一方であったらよかったなぁと思うものも少しありましたので、それも紹介します。
- スリッパ
- 耳栓
- 抱きまくら
これは僕があったらよかったんじゃないかなというものなので、Maryから直接聞いたわけではありません。でも、抱まくらなんかはあったほうが良かったんじゃないかなと思います。寝るのって結構疲れますしね。いろんな姿勢になることが出来る抱きまくらって結構重宝するんじゃないでしょうか。
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仕事が全くできなかったのが辛い
今回かなり会社を休みました。上司も休んだら良いよとコメントをしてくれたので、そういった意味ではとっても助かりました。
ただそうは言ってくれても、時間が止まったわけではありませんので、色々な問題が生じます。生じれば生じるほど僕の負荷も大きくなりますし、社外に居ながらにして出来ることって本当に少ないですから、なんとかして解決しようと頑張るのですがうまく行かずかなりストレスを貯めるという結果になってしまいました。
Maryが退院して、僕が職場に復帰してから半月間はまさに地獄のような生活をしていましたから。会社を辞めてやろうと何回か思いました。Maryにも泣き言を何度も言ったことを覚えています。
今回家族の大切さが身にしみてわかった
短い時間ではありましたが、今回家族が一人いなくなって本当に大変でしたし寂しかったです。僕がそんな気持ちなのであれば子供たちはもっと寂しがっていたと思います。よく耐えてくれたなと感謝の気持ちでいっぱいです。
こんな家族が一人短期間でもかけてしまうということを体験すると、僕の単身赴任というのもかなり家族にとっては負担になっているのではないかと思ってしまいます。近い場所とは言え、週に1回の帰省で、平日の晩は僕は全くいないわけです。そういった環境が本当に子供にとって良いのかということについては親として少し考えないといけないかもしれませんね。
単身赴任の辛さや大変さが僕、Mary、子供みんな本当に理解した事件でした。
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