人事歴10年の僕が教える若手転職の受かる面接テクニックはこれだ

大手製造メーカーで人事を10年以上しているdaimacです。

人事で採用担当していると、こういう人は受かるなぁとかこういう人は落ちるなというようなことがわかってきます。

今回はそういった事例を元に面接に受かるポイント面接に落ちるポイントをまとめてみました。特に第二新卒の方や管理職手前の役職を狙っている方にぜひ見てもらえればと思います。

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求人票の背景を必ず調べておきましょう

求人票の背景と言いましても、求人票の中にそういったことが記載されているわけではありません。

ではどうすれば、求人票の背景と呼ばれる情報を取得することができるのでしょうか。それは企業のウェブサイトから取得します。

求人数がめちゃ多い

これは、大きく2パターンあります。

成長著しくしすぎて、人材が追いついていなくて人を取る必要がある企業です。スタートアップ・ベンチャーや半導体関連の業界などには多い傾向にあります。

もう一つは、業績不振で早期退職やリストラクチャリングをした企業。これは思いっきりネガティブな企業ですが、将来をかける事ができると判断ができるならば、チャレンジしても良いかもしれません。

共通することは、人材採用のポイントとしてセルフスターターさがより求められること、転職回数にあまりこだわらない傾向があるという点です。

ソフトウェアに関する職種のみ掲載

これは特に最近多くなっていることですが、例えば化学メーカー、素材メーカーといった一見するとソフトエンジニアを採用しない企業が最近採用に乗り出しています。と言ってもなかなか採れていないようですが。

これは、今まで企業が持っているビッグデータを分析できるデータサイエンティストや、ログを取って解析するためのデータベースエンジニア、他にもAIエンジニアが求められているためです。

こういった企業はソフトウェアエンジニアに渇望しているので、ソフトウェアエンジニアのみ違った給与テーブルや昇格要件を一部緩和している可能性があります。つまりちょっとした不公平感がある場合があります。

こうした点を許容できる、目を潰れる人でないと入社後に嫌な思いをする可能性があるということを理解しておいたほうがいいかもしれませんね。

非掲載求人がある企業

求人内容がどういったものなのか、求人数はいくつあるのかを公開したくない企業がこういったことをする傾向が強いように思います。

例えば、長い期間求人を掲載している企業は、応募者が少ないのではないか、条件がわるいのではないかと思われがちです。

なので、あえて求人を公開せずに、非公開という形をとっています。

非公開求人というのは、単に条件が厳しいというだけでは有りません。ただ、社名を公開したくないという気持ちや、社名を公開しても名前が売れている企業ではないので、あえて名前を出さず、「東証一部上場」や「大手メーカー」(大手の定義って特にないですから、イメージの問題)というキーワードで応募者を釣ろうという魂胆もあります。

単純に非公開求人と意味が様々ですので、非公開求人=ブラック企業という発想はやめたほうがいいかもしれませんね。

27歳までは経験者数が2社であれば経験内容は意味ありません

これは企業の人事担当としての意見です。

中途採用というのは経験者を採るということです。最近は第二新卒という言葉もありますが、基本は経験者をいかにして採用するかというのが中途採用です。

では企業が、どういった人が経験者かと言う所の判断基準について説明をします。それを知ることで自身がどういう立場なのかと言うことが理解できますし、どういう戦略で企業に中途社員として入社をするのかと言うことを考える1つのキーにもなります。

石の上にも3年の嘘の嘘

最近の話ではないのですが、ここ2,3年で長く就業しなくても転職は可能という話がネット界隈でまことしやかに言われています。

正直な話、人事としては結構困るなというのが感想です。

入社時の条件が違う、急に業績が傾いた、面接官は良かったが、就業すると先輩上司はひどい人たちばかり、といったことがあるならば仕方ないかもしれません。

ただ経験者として見てもらいたいならば3年間は同じ会社、同じ仕事を続けておかないと、面接官は経験者とはみなしてはくれません。

1社あたりの経験は3年以上が望ましい

1社あたりの業務経験が3年以上であることが望ましいと言う数字的な根拠はありませんが、経験則で言うとハズレではないと思います。

1年目で業務を知り、2年目で業務に慣れ、3年目で業務を変えていくことを行うというサイクルをするのであれば3年間と言う数字は業務をある程度理解する自分のものにすると言う時間としては妥当です。

なので3年と言う歳月は1社の中で経ていただかないとなかなか経験があると言いづらいと考えます。

22歳の新卒が3年働いたら25歳

3年間1つの会社の中で働いたとしたら大卒の方であれば25歳院卒の方であれば27歳です。

もし25歳で転職をして27歳になったとしたら2つ目の会社の就業年数は2年と言うことになります。つまり僕が定義している1社あたりの経験年数3年には満たないため27歳の人は経験社数が2社であれば長い方の年数を経験ありとみなすようにしています。

なので、27歳という年齢は微妙な年齢になります。

面接のために職務経歴書には穴を作りましょう

ここからはもう少しテクニック的な話をします。

ここでお伝えしたいのは職務経歴書の書き方です。職務経歴書は網羅的に書くのが望ましいですが、もう少しテクニック的なことを言うと面接官が突っ込んでくれそうなところをあえて作っておくこともできます。

謎のキーワードを入れる

俺は昔僕が使った程ですが、職務経歴書の中に求人職種とは少し関係のないというかあまり聴き覚えのないキーワードを入れて面接官の興味を誘うようなことをしました。

この手は書類選考を取るための手と言うよりも面接官からの質問を引き出すための手なので書類選考通過のテクニックではありませんが面接官がどういったことを聞いてくるのかを事前に準備しておくための罠としての使い方はできます。

とは言っても面接官も人間ですので、自分が想定しているこの質問をして欲しいなと言うところにうまく引っかかるとは限りません。

1つのテクニックとして知っておいてもいいかもしれません。

あえて金額を入れない

例えば営業であれば、実績や成果を数字で表すと言う事はよくする手ですが、あえてそれを入れずに相手に聞かせると言うことも手としてはあります。

ただそういう時は気をつけないといけない点が1つあって、職務経歴としてある程度体裁を整えておかないといけません。

営業職や事務部門によくあるのですが職務経歴書にだらだらと文章を書いて非常にわかりにくいものがあったりします。

そういうものは読むほうも大変なので、できるだけ端折って読もうとするのですが、その端折るものとして数字情報等があります。

つまり体裁を整えずに書いた職務経歴書が本来読まれるべきはずの数字情報を省いているためにちょっとだけ読みやすい職務経歴書になるので、応募者が1として数字を抜いたことによる面接官の質問項目に上がらないと言うケースがあります。

これでは本末転倒です。なので体裁はきちんと整えるようにしておきましょう。

TOEICや英語のスキルは強調して書いておくと良し

ここ最近の企業はグローバルというキーワードを頻繁に使い、社員の英語力向上を教育や研修でフォローしています。

教育や育成では時間がかかってしまうので、できることならば中途社員には英語力があることを望むのが現状です。

TOEICといった英語力を図る指標についてはきちっと明記をしておきましょう。

点数とテスト回数と時期

当然TOEICのテストの点数とテスト実施の時期と言うのは必要になってきますが、できることならば回数と言う観点も考えて欲しいです。

これは絶対にしないといけないと言うわけではないんですけども、例えばTOEIC 600点が採用基準の会社があってご自身が500点しかなかった場合は過去のテストの履歴を掲載することで今は点数が未達だとしても今後を取り得る人材であると言うことが表現できます。

要するに英語が苦手ではない、今後期待できる人材であると言うことがわかるわけです。こーゆー小手先であったとしてもやらないよりマシなのでぜひやっておくといいと思います。

TOEICがないならばCASECで

TOEICと互換性があると言われているCASECはもしTOEICのスコアを出してくださいと言われたときにすぐに出すことができなかった場合では有効な手だといえます。

と言うのも、CASECはウェブ上で受けることができますし、受けた結果はすぐ表示されるので忙しい人でも受けることができますし、TOEICと違って受験時間が短いので夜会社から帰ってから受けることも可能です。

価格も3,000円くらいなので、お手軽です。

面接ではイエスバットの姿勢で

面接においてもテクニックはたくさんありますが、今回は質問に対する答え方について紹介します。

ポイントとなるのは相手の質問に対して一旦受け入れると言う姿勢をきちっとアピールすることです。

質問に対して返事をする

俺はあまりみんなやらない事なんですが、やると少し効果はあると思います。

つまり面接官が質問したときに、「はい。」と言うことで、あなたの質問に対して理解をしていますと言うことを明示的に伝えることができます。

コミニケーションは会話のキャッチボールなので、相手の言っていることを受け止めて投げ返すことが大事になってくるんですがそれをきちっとできると言うことを伝えるために質問に対して返事をすると言うことをするのは有効な手です

これは面接のテクニックと言うよりも、ビジネスコミニケーションの基本的な技術として知っておくと有効だと思います。

一旦立ち止まり考える時のポイントは「そうですね、、。」

質問に対してなかなか答えることができなかったり、少し考えなければいけないケースっていうのは結構あると思うのですがそういう時に黙るよりも思案している考えていることをアピールするところも大事だと思います。

「そうですね…」や「少しお待ちいただいていいですか…」などという言葉を発することによってあなたの質問に対して考えていますよと言うことを明示的にアピールすることができます。

すべての人がコミニケーションが得意なわけではありませんので、回答に詰まったり言葉に記入したりする事はあると思いますので、そういう時はこの手を使うといいと思います。

質問は3つまで2つは事前検討項目残りは面接内で考えろ

よく転職のエージェントは、面接時に質問はしておきましょうと言うことをアドバイスしていますが、一体いくつの質問をすれば良いのかというところまで答えてはくれません。

今回は具体的な数字の話までして質問の適正な回数を説明します。

1回の質問と回答の時間は3〜5分程度

大体面接と言うのは合計で1時間かかるものです。1時間半かかるような面接と言うのはなかなかありません。

ラストの質問は面接の中で考えるということ

これは、僕はぜひやってもらいたいことだと思っています。

理由はシンプルです。面接の中で面接官が話をしたりしたことについて、確認を取るために質問をすることで、面接官は「この人はよくわかっている」という印象を操作することができます。

管理職は、自分がマネジメントしやすいかということを意識しています。それは無意識の中でも意識していることです。つまり自分が管理しやすい人かという点についても考えます。

そういった思考の中で、もし応募者が「面接官の話をちゃんと聞いている、そして理解を深めるために質問をした」という印象を与えることができたら、面接官が管理職であればあるほど、応募者の評価を上げることになります。

そういった印象を与えるために質問は「先ほどのお話の中にもあったのですが、、、」というテイストがいいですし、意図的にそういった質問を面接官にぶつけてみてください。

面接後のお見送りの時こそ人事に質問しろ

面接担当のテクニックとして面接終了から会社の玄関までのお見送り時に何が聞けるのか、何を聞くのか、何が知れるのかということがとても大事ですが、応募者にとってもそこは大事です。

印象を操作する

面接終了後から人事の方にお見送りをされるまでの時間はわずかですが有効な時間です。

例えば、面接官に積極的に話しかけることによって、コミュニケーション力があることをアピールすることもできます。

エレベーターの中で面接官や人事と応募者2人がじっと黙って座っているというのはなんとも違和感があります。そこで、応募者の方から話しかけることで、「場の雰囲気をわかっている方だな」という印象を与えることができます。

面接官の話をして情報を引き出す

もしお見送りが人事の人であれば、面接官がどういった人なのかを聞いておくのもいいかもしれません。面接官は自身の上司になる可能性のある人ですから、人柄や性格がうまく引き出せると有意義な情報になるはずです。

ポイントは、「自分は面接官についてこういう感想を持ったがどうなんでしょう?」というような自身の意見を交えながらのコミュニケーションを取ると、人事もうまく回答してくれるかもしれません。

ぶっちゃけ「面接官の方は厳しそうな方でしたが、やはり仕事に対してもプライベートも厳しい方なんでしょうか」なんて言うことも聞いてみてもいいかもしれません。

まとめとして受かる面接テクを使ってください

人事の採用担当が面接テクニックを使って採用されましょうなんてことを言うのはあまり良くないのかもしれません。

ただ今回ご紹介した面接テクニックは単純に小手先の話ではなくて戦略的に面接を突破しようと言う考えのもとに僕が考案したテクニックです。

かつこの内容を実行しようとするためには本人もそれなりに経験を積んだ良い練習をしたりしなければいけません。

つまり小手先のテクニックと言うわけではなくて面接と言うご自身のキャリアの中の1つの通過点をいかにして成果を上げるのか、それはビジネスパーソンが経験するビジネスの中の壁であったり通過点と変わらないと思います。

仕事で成果を上げるために課題を見つけ原因を究明し対策を立て実行すると言うプロセスと特に変わりはないと考えていいと思います。

なので「こんな小手先のことをやっても意味がない」や、「僕は自分のそのままの姿を面接官に見せたいんだ。」と言うようなスタンスで面接に臨むのではなく、せっかくやるのであれば勝つための面接をぜひ行っていただければと思います。

もしご自身の職務経歴や、面接のスタイル、面接に臨むための準備についてアドバイスや添削が欲しい方はコメントいただければ微力ながらお手伝いさせていただきます。

皆さんの転職活動がうまくいくことを祈っています。

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