新入社員研修は3週間が限界ですので、あとは部門研修に任せましょう

新入社員研修をご担当されている人事の方、ご苦労様です。

僕も今は担当から外れていますが、新人教育担当の時は結構大変な思いをしました。

事前準備に教育期間中のフォロー、受け入れ先の部署の調整。この時期はバタバタしていたと思います。

今回はそんな大変な新入社員研修の期間についてです。結論はひとつ、研修期間は3週間以上しても意味なしです。

今回は新入社員研修の期間は3週間が限界であるという理由についてお話をしたいと思います。長期間の研修をしている会社の人事の方はぜひ来年度の新人研修の期間を見直していただくことをぜひお勧めします。

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新入社員がだれる

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長い期間同じメンバーが1つの教室で研修を続けていくと新入社員同士が仲良くなれる事は良いのですが、それがだんだん慣れになってきて、だれてしまうということが起こります。

良い緊張感というものがなくなってしまうということです。人事としては最初の1年や2年は緊張感を持って仕事に臨んでもらいたいというのが正直なところです。それが、長い期間ずっと同期でいることで慣れが発生しますし、良い慣れだといいのですが、悪い意味でだれてしまうと、新入社員が「なんだ、研修ってこんなもんか」なんて思ってしまう可能性もなくはないです。

もしこんなことを思ったまま、現場に配属なんていうことになってしまえば、配属後すぐに辞めてしまったりする可能性もなくはありません。

そうなってしまわないためにも、新入社員には「3週間長いようで短かったな。結構大変だったな」と思わせるくらいの高密度の研修をする必要がありますし、密度を高くするためには、ある程度期間を短く設定したほうがいいと思います。

人事の研修担当がだれる

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本来あってはいけないことかもしれませんが、人事の研修担当も人間ですので、どうしても長期間の研修を行うとだれてしまいます。

また、研修で外部の研修所などで講師を行うことによって、職場から離れてしまうので、他の業務がおろそかになってしまったり進捗が悪くなってしまうということも問題だと思います。

研修担当がだれてしまったり、なあなあになってしまわないようにするためには、時々上司が実際に現場に行ってチェックすると言うことも大事だと思います。

上司は研修担当者のスキルの現状把握もできますし、新入社員がどう言った人柄なのかという事についても知ることができるので、定期的な現場見学は必要だと思います。

新入社員のモチベーション管理だけではなく、講師のモチベーション管理も視野に入れて新入社員研修の期間は設定した方が良いでしょうし、講師のモチベーションを維持する限界の期間はやはり3週間程度ではないかと考えます。

人事の研修担当を教えられるコトはそんなにない

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これを言ってしまうと、人事の研修担当者による新入社員研修の意味がないのではないかと思われてしまいそうですが、あえて言っておかなければならないことです。

確かに会社の歴史や、成り立ち、事業内容、強みや弱みといったことを教えるのは人事の研修担当でも可能だと思いますが、どうしても表面上な事しか教えることができません強い、事業内容等については、現場に入ってから上司や先輩に直接教えてもらった方がより深い知識を得ることができると思います。

また、会社の歴史や成り立ちについては、社長や会長や役員といったお歴々の方々に話をしていただく方が、ないようにリアリティーもありますし、より新入社員の利く上での集中力アップにもつながると考えます。ちなみに以前勤めていた会社では社長会長取締役メンバーは新入社員に向けて講話として約1時間程度の時間をとって話されていました。

人事の研修担当ができることとしては、必要最低限のビジネス的なマナーや自社特有の作法(ドキュメントの書き方、報告の仕方など)くらいをきっちりと学ばせて、現場に入ったときにきちんとレポートが書ける、上司や先輩に相談ができることを目標にした訓練内容がいいと思います。

また以前にも書きましたが、新入社員にアウトプットをさせると言う時間をある程度とったほうがいいと思いますので、人事の研修担当が長々と話すような研修は控えたほうがいいと思います。

そういったできることが限られている中で長期間の研修と言うのはなかなか難しいでしょうし3週間程度が良いのではないかと考えます。

現場に渡さないと変な癖がつく

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これはよく現場から言われたことなんですが、あんまり人事が研修などに介入しすぎてしまったり、新入社員研修の期間を長期間持つことによって新入社員に変な癖がついてしまうと言われ、早く現場に出してくれというクレームになったりすることがあります。

これは部門特有の文化や習慣と言った事と全社で覚えといてもらわなければいけないと言う文化や習慣に差があるために起こることで、本来はあまりあってはいけないのかもしれませんが、どうしても部門で固有のやり方と言うものは発生してしまいますので致し方ないと考えてください

例えば、新入社員研修ではレポートラインは常に管理職、要は課長以上に直接送りましょうと言うことを教えたとします。しかし、ある事業部ではレポートラインを細かく区切っていて例えば新入社員はリーダークラスにレポートするのがその事業部の文化であると言った時に、配属された新入社員はいきなり課長クラスにレポートを上げるので、間にいるリーダークラスがびっくりして新入社員を注意するのですが、新入社員は新入社員研修でレポートは課長クラスにあげるようにと言われていたのになぜ私が怒られなければいけないのかと言うような思いを持ってしまい、新入社員がこんなを起こすよなことがあります。

今回の例は少し極端な話かもしれませんが、このような部門特有の文化と言うものは絶対にあると思うので、あまり新入社員研修でこうあるべきだやかくあるべきだと言うような決めつけを新入社員に情報として与えてしまうと配属後に混乱を招いたりしてしまうのでやめておいた方が良いです。

現場が変な期待をする

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これは以前僕が研修担当をしていた時に現場から言われたことなのですが、こんなに新入社員研修をしていて現場に来たら、全然使えないじゃないかと言うことを言われました。

よくよく話を現場に聞く、現場の仕事の仕方や現場で扱っている製品情報までも新入社員研修でしっかりみっちり教えてくれるものだと思っていたそうです。

正直ここまでする必要はないと思いますしい、このような期待をされても人事の研修担当としてはいい迷惑なのですが、当方としても新入社員研修でどこまで教えますよと言うことをはっきりとを伝えきれていなかった点も落ちとったったかなと今から考えると思います。

新入社員研修の目的やたどり着くべきゴールと言うところは配属先の現場には明確に伝えておく必要があると思いますが、期間が長いとどうしても現場もいろんなことをインプットしてくれているんじゃないだろうかと言う期待がついつい出てしまうようですので、そういう意味でもあまり長い期間研修をする必要はないと思います

必要最低限を伝え、基本のキを伝えよう

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最後になりましたが、新入社員研修の期間と言うのは大体やはり3週間て言うのが妥当ではないかなというのが結論です。

新入社員や、人事の研修担当者のモチベーションを保てる期間、全社的なおおまかな知識、新入社員のインプットだけではなくアウトプットも伴った研修、配属先の期待感などを鑑みると、余計にそう思います。

この記事をご覧いただき、ぜひ来年度の新入社員の研修の期間についていちど再考されても良いのではないでしょうか。

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